アメリカ
生産国:「アメリカ」
アメリカ合衆国はフランス、イタリア、スペインに次ぐ世界第4位のワイン生産国である。生産量の8割をカリフォルニア州が占め、次いでワシントン州、ニューヨーク州、オレゴン州でも量は少ないが良質ワインを産出している。
サンフランシスコを中心とする北部太平洋沿岸地域は、ヨーロッパの名醸地と似た気温で知名度の高い産地が多く、ナパ・バレー地域を中心として、シャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワールなどの品種が栽培され、高級ワインを産出する。ほかに特徴的なワインとしてジンファンデルがあり、カリフォルニアのワイン生産量の10%を占める[1]。
赤ではナパ、白ではソノマなどが質の高さを誇るが、カリフォルニアの産出量の12パーセント程度と稀少である。ロサンゼルス、サンディエゴの付近の南部太平洋沿岸地域は温暖な気候で、中等級のワインが多く見られる。内陸部の広大なセントラルバレー地域は気温も高く、消費の主体となるテーブルワインが多く作られる。
フランスにおけるアペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ(AOC)のような保護原産地呼称は定められていないが、地理的表示(GI)のアメリカぶどう栽培地域(英語版)(AVA)が定められている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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