生産者情報

こんにちのワイナリーを語るには、先人たちとの関係を避けて通ることはできません。1925 年にワイナリーを開業したのは、現当主のアマディオとナタリーノの祖父にあたるアマディオ（現当主と同名）です。 祖父アマディオはブドウ栽培を始め、高品質なワインを造るのに必要不可欠な条件である”自社畑から収穫 されたブドウを用いた醸造”を行ってきました。これらのワインは当時、小樽に詰めて馬で運ばれ、ヴェロ ーナやヴィチェンツァ、パドヴァなどヴェネト州各地の街のオステリアで楽しまれてきました。 二兄弟の父ジーノは叔父ジージとともにワインを造り、イタリア各地と海外での評価を高めつつ、祖父 がはじめたワイナリーの知名度を広げていきます。そして 1971 年代に現当主のアマディオ続いて 1971 ナタリーノが家業を引き継ぎます。そして 1979 年にワイナリー従業員の化学合成農薬に対するアレルギ ー発症をきっかけに当時としては珍しいビオロジック栽培を採用するという、勇気ある決断をしました。 一部の畑から実験的に導入し、1985 年にはビオロジック農法をすべての畑に導入し、1990 年にワイナ リー全体の製品が認証を受けるに至りました。